債務整理で法テラスを利用することのメリットデメリット

借金が増えてしまい、管理がままならなくなった時に検討するのが債務整理です。

債務整理を法律事務所に相談するか、法テラスを利用するか悩まれる方は多いと思います。

この記事では、法テラスとは何か、法テラスを利用するメリットデメリット、法テラスの費用について解説します。

法テラスとは何か

法テラスとは日本司法支援センターの通称で、国が設立した法律支援団体のことをいいます。

法律トラブルを抱える人が気軽に法律相談ができるように、より身近な司法サービスのあり方を目指して設立されました。

国や地方公共団体、弁護士会などと連携して、法律トラブルを抱えた人を解決へ導く様々なサービスを提供しています。

法テラスのメリット

法テラスのメリットは低所得の人でも、弁護士や司法書士に依頼ができるところです。

まとまったお金がなくても、立て替え制度があるため比較的手軽に法律の専門家を利用できます。

また、弁護士報酬も低めに設定されている場合が多いこともメリットです。

法テラスの立替金は通常の法律家の報酬基準表と比較すると、半額~7割程度の金額に定められています。

それ以上を弁護士や司法書士側が独自に依頼者に請求することはできません。

法テラスのデメリット

法テラスを利用するデメリットは、弁護士を選ぶことができないため、事務所によってはあまり良い対応をされないこともある、というところです。

法テラスの案件を法律専門家は通常の報酬よりも、かなり安い金額で事件を受託している状態になっているためです。

きちんと真摯に対応してくれる事務所もありますので、稀に対応が良くない場合があることを踏まえて利用するかを検討する必要があります。

条件を満たしていれば3回までは無料相談ができますので、3回のうちで相性が良い弁護士を探してみてもいいでしょう。

法テラスを利用するには要件を満たしている必要があり、利用前に審査が入ります。

2週間程度かかりますので、その期間待たなくてはなりません。

また、弁護士に依頼をしないと受任通知が送られないので、それまでは催促の連絡が金融業者から続きます。

すぐに催促を止めてもらいたい場合には、法テラスではなく直接弁護士に依頼する必要があります。

法テラスの費用

法テラスでの相談は無料です。紹介された法律専門家に依頼することで初めて費用がかかる仕組みです。

任意整理

1社 42,400円
2社 63,600円
3社 84,800円
4社 106,400円
5社 133,000円

任意整理を法テラスですると、一件あたり42000円程で手続きが可能です。

件数が増えるとその分割引となり、過払金がある場合は別途で報酬金がかかります。

自己破産

1~10社 152,600円
11~20社 174,200円
21社以上 206,600円

過払金がある場合、別途、報酬金がかかります。

民事再生

1~10社 197,000円
11~20社 218,600円
21社以上 251,000円

過払金がある場合は別途で報酬金がかかります。

自己破産でも支払いが免除されることはありません。

上記の費用を、月額5,000円~10,000円程度の分割で支払っていきます。

まとめ

法テラスを利用するメリットは債務整理で法律専門家に依頼する費用を大幅に抑えることができる点です。

しかし、審査に時間はかかるため、すぐに催促を止めてもらいたい場合には、法テラスではなく直接弁護士に相談しましょう。